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秋までに“痩せ体質”を作る3ステップ|リバウンドしない体の根本的な作り方

2025.9.14

こんにちは!西宮門戸厄神駅前パーソナルトレーニングジム、N2Sパーソナルトレーナーの中阪です!

あなたのダイエット、なぜ続かない?その答えは「体質」にあった

「今年こそは…」と思いながら、またしても…

· 「厳しい食事制限で我慢しては、反動でドカ食い」

· 「一時的に痩せても、すぐにリバウンド」

· 「運動が苦痛で、長続きしない」

· 「年々、痩せにくくなっている気がする」

こんな風に感じていませんか?

実は、これらすべての原因は、あなたの「意志の弱さ」ではなく、あなたの「体質」にあります。一時的に体重を落とすことと、太りにくい「痩せ体質」を作ることは、全く別のアプローチが必要です。

パーソナルトレーナーとして、多くのクライアントさんの「リバウンドとの戦い」を見てきた私は、ある一つの結論に至りました。

「食事制限」や「一時的な運動」だけでは、絶対に痩せ体質は手に入らない

本当の意味で痩せ体質を作るには、体の根本である「代謝」「ホルモン」「自律神経」にアプローチし、無理なく自然とエネルギーを消費する体の仕組みそのものを変えていく必要があります。

この記事では、そんな「一生モノの痩せ体質」を、たった3つのステップで手に入れる方法を、余すところなくお伝えします。

「もうダイエットで挫折したくない」「来年も、その次の年も、太ることに悩まないでいたい」そう願うあなたへ。さあ、一緒に根本から体質改善をはじめましょう!

第1章:そもそも「痩せ体質」って何?~3つのポイントで徹底解説~

まずは、目指すべき「痩せ体質」の正体を理解しましょう。単に体重が軽いことではありません。

1-1. ポイント1:何もしてなくてもエネルギーを消費する「基礎代謝」が高い

基礎代謝は、生命を維持するために必要な最小限のエネルギーです。呼吸や心拍、体温維持など、何もせずじっとしていても消費されます。

この基礎代謝が高い人は、それだけで1日の総消費エネルギー量が多くなり、太りにくいのです。基礎代謝の内訳は以下の通りです。

· 筋肉:約22%

· 肝臓:約21%

· 脳:約20%

· 心臓:約9%

· 腎臓:約8%

· その他:約20%

かつては「筋肉さえ増やせば基礎代謝が上がる」と言われていましたが、実は内臓の働きも非常に重要です。無理な食事制限は肝臓や腎臓の機能を低下させ、かえって基礎代謝を下げる原因になるのです。

1-2. ポイント2:血糖値の乱高下が少ない「安定したエネルギー代謝」

甘いものや精製された炭水化物(白米、パン、パスタ)を摂ると、血糖値が急上昇します。すると、体はこれを下げようと大量のインスリンを分泌します。

インスリンには余った糖を脂肪に変えて蓄える働きがあります。血糖値の急上昇・急下降(血糖値スパイク)を繰り返すことは、脂肪を蓄えやすい「太りやすい体質」を作る原因なのです。

痩せ体質の人は、この血糖値の上下が緩やか。エネルギーを脂肪として溜め込みにくい状態です。

1-3. ポイント3:自律神経のバランスが良く「燃焼モード」になりやすい

私たちの体は、活動モードの「交感神経」と休息モードの「副交感神経」がバランスよく働くことで成り立っています。

このバランスが崩れ、交感神経の働きが低下すると、以下のような問題が起きます。

· 血流が悪くなり、代謝が低下する

· 胃腸の働きが悪くなり、栄養の吸収が滞る

· エネルギーを消費しにくい「省エネモード」の体になる

ストレス、睡眠不足、不規則な生活は、この自律神経のバランスを大きく乱します。痩せ体質を作る上で、心の状態や生活リズムが重要なのはこのためです。

まとめ:

「痩せ体質」とは、

1. 基礎代謝(筋肉&内臓の働き)が高い

2. 血糖値が安定している

3. 自律神経のバランスが良く、燃焼モードである

   この3つの条件が揃った状態です。

第2章:【STEP1:食事】“食べて痩せる”体を作る~内臓とホルモンを整える栄養術~

最初のステップは、「食べ方」と「食べるもの」 を変えることです。内臓機能を高め、ホルモンバランスを整える食事が、痩せ体質の土台を作ります。

2-1. 絶対ルール:たんぱく質を「毎食」手のひら1枚分摂る

たんぱく質は、筋肉の材料となるだけでなく、食べるだけで熱産生が高まる(DIT:食事誘発性熱産生が高い)最強の栄養素です。

【具体的な目安】

· 自分の手のひら(指なし)のサイズ&厚さ

· 1食あたり20~30gを目標に

【オススメ食材】

· 鶏ささみ・むね肉:脂質が少なく、良質なタンパク質。

· 卵:完全栄養食。コレステロールは気にしないでOK。

· 魚(鮭、マグロ、サバ):DHA、EPAなど代謝を促す脂質も豊富。

· 大豆製品(木綿豆腐、納豆、豆乳):植物性タンパク質の代表格。

【コンビニ活用術】

· サラダチキン、ゆで卵、ギリシャヨーグルト、無調整豆乳、ツナ缶

2-2. 血糖値コントロールの極意「ベジファースト」と「順番食べ」

食べる順番を変えるだけで、脂肪の蓄積を防ぎ、空腹感を抑えることができます。

① ベジファースト(食物繊維)

食事の最初に、野菜、きのこ、海藻から食べ始めます。食物繊維が糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぎます。

② スープ・汁物(水分&食物繊維)

味噌汁やスープを続けて食べることで、さらに胃腸の動きを落ち着かせ、満腹感を得やすくします。

③ メインディッシュ(たんぱく質)

肉、魚、豆腐などのおかずを食べます。ここでたんぱく質をしっかり摂ります。

④ 主食(炭水化物)

最後に、ごはん、パン、麺類を食べます。ここまで来ると、自然とごはんの量が減っているはずです。

2-3. 内臓を休め、代謝を上げる「リセット食」のススメ

週に1回、またはお付き合いで食べ過ぎた翌日は、意識的に内臓を休ませる日を作りましょう。

【リセット日の食事ポイント】

· 和食中心:一汁三菜を基本とし、消化の良いものを選ぶ。

· オススメ食材:お粥、温野菜、白身魚、豆腐、具だくさんの味噌汁

· 控えるもの:揚げ物、脂身の多い肉、スイーツ、アルコール

· 水分補給:常温の水や白湯、ノンカフェインのハーブティーをたっぷりと。

これはカロリー制限ではなく、あくまで「消化器官を休める」という目的です。内臓が元気になれば、基礎代謝も自然と高まります。

第3章:【STEP2:運動】“燃える体”を作る~筋肉と血流を目覚めさせる動き方~

2つ目のステップは、運動です。キーワードは「ながら運動」と「小さな習慣」。ジムに通わなくても、自宅で5分から始められる方法だけをご紹介します。

3-1. 最優先すべきは「大きな筋肉」を鍛えること

筋肉の中でも、体積が大きく、エネルギー消費量の多い「下半身」と「体幹」を鍛えることが、効率良く基礎代謝を上げる近道です。

① スクワット(ながらでOK)

· 脚を肩幅に開き、つま先は少し外側へ。

· お尻を後ろに引くようにして、イスに座るように腰を下ろす。

· 膝がつま先より前に出ないように注意。10~15回×2~3セット。

· ながらのコツ:歯磨き中、テレビのCM中に実行。

② プランク(体幹を強化)

· うつ伏せになり、肘とつま先で体を支える。

· 頭からかかとまで一直線になるように。お腹に力を入れる。

· 30秒~1分キープ×2~3セット。

· 初心者向け:膝をついて行う「ニープランク」から始めよう。

③ カーフレイズ(第二の心臓を刺激)

· 壁やイスに軽く手を添えて立ち、かかとをゆっくり上げ下げする。

· ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)を意識。20~30回×2~3セット。

· ながらのコツ:電車待ち、キッチンで立っている時、歯磨き中。

3-2. 脂肪燃焼効果を高める「インターバル歩行」のススメ

ウォーキングに強弱をつける「インターバル歩行」は、短時間で脂肪燃焼効果と体力向上効果が得られる優れた方法です。

【方法】

· ややきつい早歩き(3分) → ゆっくり歩き(3分)

· これを1セットとし、1日15~30分(セット数で言うと2~5セット)を目標に。

【ポイント】

· 「ややきつい」速度は、「息が上がるけど会話はできる」程度。

· 大股で腕を振り、姿勢を正して歩く。

· 最初は「早歩き1分+ゆっくり3分」から始め、無理のない範囲で。

3-3. 日常生活の「NEAT」を最大化せよ!

NEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis)とは、運動以外の日常生活での活動(家事、通勤、階段の上り下りなど)で消費されるエネルギーです。このNEATを高めることが、痩せ体質への大きな鍵となります。

【今日からできるNEATアップ術】

· エレベーターではなく階段を選ぶ

· 電車ではなるべく立つ

· ひと駅前で降りて歩く

· テレビのCM中はストレッチ or スクワット

· こまめに掃除機をかける、洗濯物を干す

「運動する時間がない」という方は、まずこのNEATを高めることから始めてみてください。

第4章:【STEP3:生活習慣】“燃焼モード”のスイッチを入れる~睡眠と温活と自律神経~

最後のステップは、食事と運動の効果を何倍にも膨らませる「生活習慣」です。自律神経を整え、体を最深部から変えていきます。

4-1. 最強のダイエットホルモンを分泌させる「質の高い睡眠」

睡眠中には、脂肪を分解し、筋肉を修復・合成する「成長ホルモン」が分泌されます。この分泌を最大化することが、痩せ体質作りにおいては絶対条件です。

【睡眠の質を高める3つの習慣】

1. 就寝1~2時間前の入浴:38~40℃のぬるま湯に15~20分つかり、深部体温を上げて下げることで、自然な眠気を誘う。

2. 寝室環境の最適化:遮光カーテンで真っ暗に。理想の室温は26℃前後、湿度は50~60%。エアコンはタイマーではなく、ドライor除湿モードで一晩中つけっぱなしがおすすめ。

3. デジタルデトックス:寝る1時間前になったら、スマホ、PC、TVの画面を見るのをやめる。ブルーライトは睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制する。

4-2. 体温1℃アップで代謝13%UP!「温活」のススメ

体温が1℃上がると、基礎代謝は約13% 上がると言われています。冷えは代謝の大敵です。

【今日からできる温活】

· 飲み物は常温orホット:冷蔵庫から出したての飲み物は内臓を直接冷やす。白湯や生姜湯、ホットハーブティーが最適。

· 三つの首を温める:首・手首・足首。ここには太い血管が皮膚の近くを通っているので、ここを温めると血液が温まり、効率的に全身を温められる。

· 湯船に必ずつかる:シャワーで済ませず、10分でもいいので湯船につかる習慣を。

· 腹巻きやレッグウォーマーを活用する:オフィスや室内で冷えを感じる部位を重点的にガード。

4-3. ストレスフリーが痩せ体質の最終兵器

過剰なストレスは、「コルチゾール」というホルモンの分泌を促します。このホルモンは、食欲を増進させ、血糖値を上げ、脂肪を腹部に蓄積させるよう指令を出します。つまり、ストレス太りは科学的に実証された事実なのです。

【簡単ストレス緩和法】

· 4-7-8呼吸法:4秒かけて鼻から吸い、7秒息を止め、8秒かけて口から細く吐く。これを3〜4回繰り返す。

· 10分の日光浴ウォーキング:朝の光を浴びながらの軽い運動は、幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促し、体内時計も整う。

· 自分なりの没頭時間を作る:アロマ、音楽、読書、入浴など、たった10分でも自分だけの時間を作る。

第5章:年代・ライフスタイル別 痩せ体質の作り方

基本の3ステップを、ご自身のライフスタイルに合わせてカスタマイズしてみましょう。

5-1. 20~30代女性(デスクワークで運動不足、ダイエット意識が高い方)

· ポイント:筋肉量の減少が始まる年代。筋トレとたんぱく質摂取を重点的に。

· アドバイス:オフィスでの“ながら運動”(ドローイン、カーフレイズ)を習慣化。ランチは必ずベジファーストを心がける。間食はギリシャヨーグルトやナッツ類で。

5-2. 40~50代女性(更年期の不調、ホルモンバランスの変化が気になる方)

· ポイント:女性ホルモンの減少により、内臓脂肪がつきやすくなる年代。温活と睡眠の質が鍵。

· アドバイス:スクワットなどの筋トレで下肢の大きな筋肉を維持。大豆イソフラボンを含む食材(豆腐、納豆)を積極的に。就寝前のストレッチや半身浴で質の高い睡眠を。

5-3. 産後のママ(体力不足、まとまった時間が取れない方)

· ポイント:睡眠不足と育児ストレスによる代謝低下。NEATを高め、こまめな栄養補給を。

· アドバイス:ベビーカーウォーキングは最高の運動。家事や育児中にスクワットやカーフレイズを取り入れる。おやつはゆで卵や豆乳でたんぱく質補給。

5-4. 運動初心者・高齢者の方(無理なく安全に続けたい方)

· ポイント:関節への負担が少なく、続けやすい運動を選ぶ。

· アドバイス:いすに座ってのスクワットや、壁に手をついてのスクワットから始める。ウォーキングよりも「インターバル速歩」を試す。たんぱく質を毎食欠かさず摂る。

第6章:よくある質問Q&A~痩せ体質作りのお悩み解決~

Q. 3つのSTEPの中で、一番効果的なのはどれですか?

A. どれか一つだけでは効果は半減します。3つは相互に強く結びついています。

· 運動しても、睡眠不足なら筋肉は修復されない。

· 食事を気をつけても、体が冷えていれば代謝は上がらない。

· 睡眠と食事を頑張っても、運動不足なら筋肉は増えない。

  まずは、ご自身の生活で「これならできそう」というものから、同時並行で少しずつ始めてみてください。

Q. 結果が実感できるまで、どのくらいかかりますか?

A. 体感的な変化(疲れにくい、お通じが良くなる、目覚めがスッキリ)は2週間~1ヶ月ほどで実感できる方が多いです。見た目の変化や体重の減少には、3ヶ月は見ておきましょう。体質そのものを変えるには、ある程度の時間がどうしても必要です。焦らず、継続することが何よりも大切です。

Q. どうしても甘いものがやめられません…

A. 無理に我慢する必要はありません。我慢は大きなストレスとなり、コルチゾールを分泌させ、かえって逆効果です。

· 食べるタイミング:食後のデザートとして食べる(空腹時はNG)

· 量のコントロール:一口サイズのものをよく味わって食べる

· 素材の選択:フルーツ、ダークチョコレート(カカオ70%以上)、はちみつなど、なるべく自然な甘みのものを選ぶ

  「絶対食べない」ではなく、「賢く食べる」という発想を持ちましょう。

おわりに:3ステップの先に、もう悩まない未来がある

いかがでしたか?

「痩せ体質」を作る道のりは、一時的なダイエットのような劇的な変化はないかもしれません。しかし、一歩一歩の積み重ねが、確実にあなたの体の内側を変え、一生太らないための最も強固な土台となります。

大切なのは、完璧を目指さないことです。

· 今日はスクワット10回しかできなかった。

· つい甘いものを食べ過ぎてしまった。

· 忙しくて睡眠時間が確保できなかった。

それでも大丈夫。明日また、少しだけ意識して戻せばいいのです。

この3ステップは、あなたのこれからの人生の「健康の軸」になるもの。秋までにこの習慣の基礎を築き、来年、再来年も自信を持って自分らしくいられる体を、一緒に作っていきましょう。

あなたの挑戦を、心から応援しています。

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